米国防総省、戦場向けの遠隔手術ロボット開発へ

2005年3月30日

ワイアード・ニュース・レポート 2005年03月30日

 米国防総省は、手術ロボットを搭載した無人搬送車『トラウマ・ポッド』の開発のために、1200万ドルの研究資金を提供する。戦場でロボットを用い、負傷した兵士に、切開から縫合に至るまでの完全な手術を施すことが目的だ。

 研究者たちはフルカラーで効果音も盛り込んだ未来的な「コンセプト・ビデオ」を用意し、無人搬送車が搭載するロボットが敵の砲火の中で負傷兵の手術を行なった後、戦場からその兵士を退避させる様子を映し出した。

 戦場でこうしたプロジェクトが実現するのは、少なくとも10年は先の話だ。とはいえ初期的な技術の一部は、すでに病院で使用されている。今回1200万ドルを投じて行なわれる初期段階のプロジェクトの目標も、それほど野心的なものではない――ロボットの遠隔操作手術によって、ブタの2本の血管を縫合できることを示すというものだ。

 この1200万ドルの初期資金は、米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)が提供する。DARPAが資金を出すものとしては、他に例のない類の医療プロジェクトだ。

[日本語版:多々良和臣/岩坂 彰]

WIRED NEWS 原文(English)

Translations and other portions of original articles: Copyright © 2009 NTT Resonant Inc. and CondéNet, Inc. All rights reserved.

前の記事

次の記事


お知らせ

イベントのご案内

子供向けワークショップの博覧会
「第6回ワークショップコレクション」開催