| 前の記事 涙を消すと悲しく見えない――表情から感情を読み取る仕組みの不思議 | 旅の軌跡を写真と共にネット地図上で表示、ソニーの新GPSデバイス(動画) 次の記事 |
|---|
自然から学んだ、驚きの化学物質:画像ギャラリー
2009年2月27日
猛毒の廃水プールから抗がん治療薬が、猛毒のカエルから鎮痛剤が作られる――自然から得られた化学物質を人工合成する取り組みを、関連画像とともにご紹介する。

- タミフルは八角の木から
インフルエンザ治療薬の『タミフル』の原料であるシキミ酸は、トウシキミという植物から採れる。
[トウシキミは中国原産のシキミ科の常緑高木。中華料理の香辛料の八角(ハッカク、スターアニス)、この果実を乾燥させたもの。タミフルは八角の成分シキミ酸を原料に、10回の化学反応を経て生産されている]
トウシキミの供給量は限られている。2005年にはタミフルが品薄状態に陥り、ひとたび世界的大流行(パンデミック)が起これば治療薬が不足する懸念が出てきた。
その数年前に、マサチューセッツ工科大学(MIT)のJohn Pawlak氏とGlenn Berchtold氏は、この貴重な酸を研究室で作り出すことに成功していた。素晴らしい成果だが、彼らのとった手法は商業的に実現不可能だった。
しかし幸い、ここ数年の間に、シキミ酸を使わずに薬を製造する方法が複数の研究所で開発された。製薬会社がこれらの技術を採用するかどうかは、もう少し経ってみないと分からない。Arria Belli/flickr
コメント一覧
コメントについて