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4つの銀河が衝突する「ステファンの五つ子」(画像)
2009年8月 6日

4つの銀河が絡んだ玉突き事故が、地球から2億8000万光年先で起こっている。
上の画像中央の青白い光の帯のすぐ右に、縦長に伸びる黄色っぽい渦巻銀河[2つの銀河があるが、このうち左側のNGC 7318B]は、時速約320万キロという勢いで、近接する銀河群の中を突き進んでいる。
画像中央に青白く見えている部分はX線で捉えたガス帯で、これは、この高速移動する渦巻銀河による衝撃波の影響と見られている。この部分の画像は、米航空宇宙局(NASA)のX線観測衛星『チャンドラ(Chandra)』で撮影されたものだ。
ほかにも黄色っぽい銀河が3つ、衝突に巻き込まれているが、これらの画像は、ハワイの休火山マウナ・ケア山頂にある『カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡』が捉えた可視光線による画像を用いて合成している。
5つ目に、画像の左下に青白い銀河[NGC 7320]が確認できるが、これは実際には他の銀河よりずっと手前の、地球から3500万光年ほどの距離に位置しており、衝突とは無関係だ。[NGC 7320は秒速800kmで地球から遠ざかっており、他の銀河は秒速6000kmで遠ざかっている。現在の宇宙膨張モデルに当てはめると、銀河群はNGC 7320よりも8倍も遠い位置にあることになる]
これら5つの銀河は、1877年にこれを発見した天文学者のエドゥアール・ステファンにちなんで、「ステファンの五つ子」の名前で知られている。
[銀河群に属している銀河は、今後数十億年は相互作用を続けていき、最終的には、銀河同士が合体して楕円銀河を形成していくと考えられている]
[日本語版:ガリレオ-江藤千夏]
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