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秘蔵の自然:ハーバード博物館の画像ギャラリー
2009年9月 4日
ハーバード自然史博物館がこれまで公開して来なかったコレクションの中には、世界最大の卵や、[『ロリータ』で有名な小説家で蝶の研究家でもある]ウラジーミル・ナボコフが集めていた蝶の生殖器、[科学エッセイでも有名だった]スティーヴン・ジェイ・グールドのコレクションなどがある。
だから、同博物館の学芸員が写真家のMark Sloan氏に、博物館の未公開コレクションの中から最もユニークだと思われる標本を撮影してみないかと持ちかけたとき、Sloan氏は喜んでこの申し出を受け入れた。
その成果は、『The Rarest of the Rare』という写真集にまとめられた。この写真集で紹介されているコレクションは現在、ワシントンD.C.にある全米科学アカデミーで展示されている。

- 300年前の卵
上の写真は、500キログラム以上の重さがある飛べない鳥、エピオルニスが300年前に産んだ卵だ。実はこの写真は、出版された写真集には掲載されていない。
「この卵には専属の学芸員が付いていた。私かなり長い間写真を撮っていたのだが、彼はその間ずっと卵の側に座っていた。彼は白い手袋をはめていて、卵に触ることが許されている唯一の人だった。この写真は、学芸員がトイレのために席を外したとき、私のアシスタントが冗談で卵をはじくふりをした時のものだ」とSloan氏は振り返る。
[エピオルニスは、アフリカのマダガスカル島に近世まで生息していた、ダチョウに近い巨大な地上性の鳥類。背の高さは3メートル、体重は450キログラムあり、ダチョウを大きく上回っていた(ダチョウの体重は135キログラム程度)。また卵も巨大で、ダチョウの卵が長さ約20cmなのに対して、エピオルニスの卵は長さ約30cm。
マダガスカル島の固有種で、かつてはマダガスカル島で繁栄していたが、無人島だったマダガスカル島に2000年ほど前から人が移住・生活するようになると、狩猟や開発などで生息数を減らしていった。ヨーロッパ人がマダガスカル島に本格的に訪れるようになる16世紀には既に絶滅していたと言われるが、1840年頃まで生存していたとも言われる]Image:Mark Sloan

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