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頭部穿孔や鉄の肺:外科医学博物館の画像ギャラリー
2009年11月 6日
「昔は良かった」という言葉があるが、シカゴにある『国際外科医学博物館』の展示を短期間見ただけで、それは嘘だということがわかる。これらの恐ろしい展示を見た人たちは、現代に生まれたことを感謝するはずだ。

国際外科医学博物館は国際外科学会本部の隣に建っており、同学会のメンバーたちが1954年に開設した。[日本の部屋もあり、世界で初めて乳癌の麻酔手術を行なった華岡青州の業績が、錦絵とともに紹介されている]
外科手術の歴史を垣間見ることができるその展示品を画像で紹介しよう。

- 頭部穿孔
ペルーのパラカスで発見された頭骨。治療のために頭骨の一部を除去する頭部穿孔の手術を受けたあとがある。この頭骨の不運な持ち主は、原始的な手術に耐えて生き抜いたようだ。
アンデスからメキシコにかけての地域では、コロンブスが来る前の時代に、頭部穿孔が行なわれていた。ヨーロッパでも数千年にわたって実践されていた。医学の祖と呼ばれる古代ギリシアのヒポクラテスも、自ら手順書を作成している。
現在でも、科学者を装うごく一部の過激な人たちが頭部穿孔を支持し、時おり実践している。『ABC News』の番組『20/20』で放送された『Howard Stern』という回で紹介された頭部穿孔については、複数の重罪が実際に起きている。ニューエイジ・ミュージックが流れる同集団のウェブサイトの不気味さは、『国際外科博物館』をも凌ぐかもしれない。
[頭部穿孔(トレパネーション)は、中世から近代のヨーロッパにおいては頭痛や精神病の治療と称して行なわれた。インカ文明で行なわれていた施術は、戦争における頭蓋骨折の治療だったとされている。頭蓋骨の分析から、これらの治療を受けた患者は平均して数年から十数年程度は生き長らえていたという説がある。当時のインカでは麻薬原料で知られるコカが栽培されており、それを使って手術が出来た。また高山地帯の寒冷地に都市が集中し、周辺の雑菌も比較的少なかったために、感染症を起こす率も低かったという]Jim Merithew/Wired.com

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